社内木鶏会(R7.4)


人間学を学ぶ月刊誌『致知』
2025年4月号【特集:人間における運の研究】

令和7年度4月の社内木鶏会を開催しました。

新年度が始まり、生活環境など様々な変化が生じる時期となりました。
我が国においては桜が綺麗に咲き乱れ、晴れ晴れとした気持ちとなります。
新たな出会い、新たな環境に胸を躍らせることのできる。
そのような幸せな人生を送れることは、
実に「運が良い事」であると感じます。

今月の記事は”運”を題材にした記事となっております。

以下、社員感想の一部をご紹介します。
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M・H氏
今月号を拝読するなか、一つの言葉を思い起こした。「天爵を修めて人爵之に従う」孟子の言葉である。
人は往々にして肩書に惑わされ、人爵で人間を評価しがちであるが、重要なものは天爵であり、人爵のように喪失することは決してない。
つまり、人間性を一番に養うことを行えば、周りからの評価が付いて来るのである。
惜福・分福・植福は徳のある人でないと実行し難いものである。
人徳を高めることにより運も味方にすることが出来るのかもしれない。
幸いにも人間としてこの世に生を受け、日本人として客観的に不自由ない生活を送れて、人徳を磨く機会を得ることが出来ている。
しかし道半ばであることも痛感している。
自身の人生だけでなく、周囲をも幸福へと導くことが大人に成るための一歩である。
『修己治人』己を修めなければ、人を治めることは出来ない。
運もまた同様であると学ぶ機会を得たことに感謝である。

M・H氏
どうしたら運が向いて来るのか?
稲森和夫氏の箴言集では次の事を提唱されている。
「厳しさこそが人を鍛える」「もうダメだと言う時が仕事のはじまり」「日々懸命に働き続ける」「三毒(欲望、怒り、愚痴)を抑える」
私自身、今、運が転がりきつつあるように思う。
米長棋士、渡部氏、幸田氏、松下氏の4師の箴言に従った生き方をしてきたからかなぁと思いつつも、反省を忘れない。
今後も徳を積み、謙虚さと笑いを持って会社の継続に尽力していきたい。

S・K氏
逆境を不運ととらえる人より前向きに考える人のほうが運がありそうだと思いました。
不運というより、自分の境遇を不運ではないと考える見方が大事なのかもしれません。
私は自分が運が特別に良いとも悪いともあまり意識したことはないのですが、何かの抽選がある際によく友人が徳を積もうと言っていて、本記事にあるように人に対する施しや謙虚さが運をよくしているという考えは一般的にも浸透しているのではないかと思います。
『何事にも「ありがたい、ありがたい」と思っていれば必ず運は向いてくる、「不運だ、不運だ」と思っていれば、いつまでも不運がつきまとう』と述べているように、物事には言霊というものがあるので、運に関しても同様だとおもいます。
いつまでも自分の環境に対して感謝の気持ちを忘れず、謙虚に生きていきたいと思います。
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運は徳により引き寄せることが出来る。
人と人との繋がりも同様である。
人徳を高め、社会へ貢献できる一団としての役割を全うしてまいります。